2021/12/23

ぐんま住まいの相談センター 「住まいづくりの勉強会」に参加しました。

みなさん、こんにちは。 「群馬の家」編集部です。

2021年12月18日、群馬県住宅供給公社とぐんま住まいの相談センターが、群馬生涯学習センターで開催した「住まいづくり勉強会」に参加してきました。

HIRO建築工房の伊藤昭博さんを講師に招いて、「ゆめを叶える家づくり ~省エネで、健康・快適な住まいづくりについて考えよう!~」をテーマにした勉強会でした。


勉強会には、定員のおよそ倍にあたる30人程が参加。伊藤さんが「普段の設計で考えていること」を、いくつかのポイントごとに画像を見ながら解説してくれました。

そのなかで特に印象に残った点が二つありました。一つが、「コロナによって住宅の考え方が変わった」とおっしゃっていたところです。これまでは夜に休むことが主だったが、在宅勤務の増加やお休みも家で過ごすことが増えた影響などで、日中に活動するという要素が含まれてきたそうです。

もう一つが、建築家や設計者とのコミュニケーションの取り方について、具体的な要望をするより、どのように暮らしたいかなど抽象的な言葉で希望を伝えることをお勧めしていました。何故なら、抽象的な要望の方が設計側はアイデアを膨らませられるとおっしゃっていたのがとても印象的でした。

編集部も「家づくり相談室」などで、「中庭が欲しい」や「収納がたくさん欲しい」といったお話を聞くことが多いのですが、なぜそれを求めているのか、暮らしの中でどのように活用していきたいかを考えた方が、住まいへの可能性が広がるように感じました。


後半では、伊藤さんが設計を手掛けて「2021ぐんまの家」設計・建築コンクールで優良賞を受賞した「トルサード」の施主が登壇しました。環境設計の専門家である施主は、環境配慮型住宅の必要性について解説するなかで、実際に自宅でかかっている光熱費なども紹介するなど、説得力のあるお話だと感じました。


今回の勉強会では、伊藤さんの設計に対する考え方が参考になりました。これから家を建てる方たちにとっても、実りある勉強会だったのではないでしょうか。