2020/09/30

「住宅ローン控除」と「すまい給付金」

 「群馬の家」編集部です。

家づくりを進める際、建物の価格、土地の価格はよく見ていても、諸経費や税金など、見落としがちな出費もありますので、お気を付けて。

ただ、お金は出ていくばかりではなく、入ってくるものもあります。

「住宅ローン控除」と「すまい給付金」です。


すまい給付金」は消費税が8%に引き上げられた際に、住宅取得時の負担軽減を目的に創設された制度で、2021年12月までに入居が完了した住まいが対象となります。

住宅の価格や借入額、大きさではなく、収入に応じて最大50万円までの給付が受け取れます。収入が少ないほど優遇されています。


住宅ローン控除」は、住宅ローンを組んで家を購入した際に、所得税から一定の割合で控除される仕組みになっています。

控除期間は10年が基本ですが、消費増税対策として、2020年12月末までに入居した場合はさらに3年間、控除期間が延長されます。

今から注文住宅を建てて13年間の控除を得るのはもう難しいですが、10年間でも職税控除が得られるのは大きいです。


家を建てた後に、今まで無縁だった固定資産税が掛かってきたり、ちょうど学費がかさんだりという時期に、所得税の一部が戻ってくるのは家計にとって大きな支援だと思います。

すまい給付金も後回しにできる家具や家電などの購入に充てることもできますので、計画的に新居での生活をデザインしていくためには、把握しておきたい制度です。

編集部が主宰している「家づくり相談室」のお客様でも、しっかり把握なさっている方は少ないようです。詳細まで押さえる必要はありませんが、こうした制度があることは知っておきたいものです。