先日、斉藤林業さんの本社にお邪魔した際に、建材と家具の工場を見学させていただきました。
工場は沼田市内に3カ所あります。
今回は製材と家具製作を行っている本社工場から見せていただきました。
オリジナル家具のショールームです。ダイニングテーブルや椅子、テレビボード、学習机もありました。ほとんどの家具は地元の杉を使っています。
「お宅拝見」の取材では、ダイニングテーブルを設置しているケースが非常に多いです。
また、端材でつくるという木のおもちゃも並んでいました。
家具と製材工場の様子です。
ここで一つ一つ手作りしているんですね。他には製材用の大型マシンもあり、見応え十分でした。
木材の強度を測るグレーディングマシン。工務店で導入しているところは、全国的にも珍しいそうです。このマシンを使って、家に使う木材を一本一本測定しています。
次は建具などの加工を行っている工場です。
一軒分の建具を職人さんが全て加工しているそうです。
杉の丸太の中でも特に綺麗な部分を選んでいる上に、職人技の仕上げで本当にツルツル。手触りが気持ち良かったです。
最後は木材の燻煙処理と断熱材セルロースファイバーの製造工場へ。
この燻煙施設の中で、木材はじっくり時間を掛けていぶされていきます。
実際に処理を行う際は、この中かが木材で満たされるそうです。それも見てみたいものです。
これも工務店では非常に珍しい、セルロースファイバーの自社工場です。
セルロースファイバーは古新聞などを材料にした断熱材です。
使用する工務店は増えてきたようですが、地元の古新聞を使って自社でつくっているというのは本当に珍しいですね。
しかも、話を聞いていると、実際の施工時には通常より余分に充填しているそうです。
斉藤林業さんは毎月、工場見学会を実施しています。通常は木が加工されていく工程に合わせて、今回とは逆の順番でまわるそうですよ。
知識としては理解していましたが、実際に見学できてたいへん参考になりました。
知識としては理解していましたが、実際に見学できてたいへん参考になりました。